HIPHOPカルチャーの土台を作り上げたBIG3アーティスト

HIPHOPは、RAP、Graffiti Art、Break Danceの三大要素からなると言われていますが、その原型を創り上げ、HIPHOPを世界に拡散させた基と言っても過言では無い3大アーティスト、クール・ハーク(Kool Herc)、グランドマスター・フラッシュ(Grandmaster Flash)、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)。
こういう話をするとアラフィフのオヤジが「またHIPHOPの歴史なんか偉そうに語ってやがる!」と言われそうですが、絶対にこの3名のアーティストはHIPHOP好きの方は押さえておいて欲しいのです。
彼らがいたからDJプレー(スクラッチなど)やRAP、そしてブレイクダンスが今の世に広まったのです。

HIPHOP


クール・ハーク(Kool Herc)

Kool Herc


なんとクール・ハークはジャマイカ生まれなんです。ジャマイカからニューヨークのブロンクスへ移り住みDJとしての活動を開始します。
まあこの頃(70年代前半)はDJというとラジオで語る人の事をメインにしていたと思われますが、レコードを操る人の事をDJと認めさせた第一人者ではないでしょうか。
ホームパーティーなどで2つのターン・テーブルを使い交互に音楽を流し、パティーを盛り上げていたそうです。
そこで1つの曲の特定の部分をリズム良く繰り返し流したのが“ブレイクビーツ(Break Beats)”です。
そうDJクール・ハークこそが“ブレイクビーツ”の生みの親です。
今ではHIPOPでブレイクビーツを多様する事は当たり前になっていますが、彼がいなければ今のHIPHOPの原型はないのです。
主に彼がDJプレーで使用していた楽曲はJB(ジェームス・ブラウン)などのFUNK(ファンク)を使用していたようですが、ブレイクビーツを創り出すためには最適なジャンルの音楽だったのではないでしょうか。
クール・ハークの影響でディスコやパーティーなどでブレイクビーツを使う者が増え、それに合わせて踊るダンスが生まれます。ブレイクダンスです。
良くHIPHOP好きの男の子をB-BOYという表現をすると思いますが、B-BOYの“B”は“Break Beats”のBです。
“Break Beats”で踊るダンス、それがブレイクダンスです。
また彼がいなければスクラッチという技法も生まれなかったでしょう。
クールハークは現代のHIPHOP音楽の生みの親と言い切っても良いでしょう!
彼はミュージシャンとしてレコードをリリースはしていません。(多分ですが…)
アーティストというよりエンターテイメントを盛り上げる技法を沢山創造したHIPHOP KINGと言った方が良いのかもしれません。

グランドマスター・フラッシュ(Grandmaster Flash)

Grandmaster Flash


B-BOYであればクール・ハークは知らずとも、グランドマスター・フラッシュは聞いた事ある名だと思います。
彼もクール・ハークに影響され、クール・ハークからDJプレーのテクニックをおぼえます。
レコードをキュッキュッキュッと擦るテクニック“スクラッチ”を世に広め、HIPHOPを音楽として認めさせた第一人者でしょう。
※私の記憶が曖昧ですが、多分スクラッチを発明した人では無いんではないかなぁ。(汗;)
グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイヴ (Grandmaster Flash and the Furious Five)を結成し、レコードデビューを果たし、ヒット曲を連発させます。
その中でも「The Message」は大ヒットし、私もヒットした当時リアルタイムで聴きましたが、今までに聴いた事が無い音楽で衝撃的でした。
「The Message」は多くのアーティストが未だにサンプリングしたり、カバーしたりと、HIPHOPには無くてはならない名曲になっています。
グランドマスター・フラッシュを映像で初めて見たのは「WILD STYLE」という伝説的なHIPHOP映画でした。
この映画の中でターン・テーブルを3台操るDJ役で出演しているのですが、未だに3台必要?と思っています(笑)。
それと現在(2018/05/01時点)相葉雅紀さんと上戸彩さんが出演するTVCM「アサヒ贅沢搾り」の中で流れている曲のカバーもして、これもヒットさせました。「パーパラパッパパラー〜」というアレです。
原曲はFREEDOMの「Get Up And Dance」ですが、演奏をカバーし、それに乗せてRAPしています。
カバーした曲名は何故かカバーしたバンド名の「FREEDOM」というタイトル名になっています(笑)。

アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)

Afrika Bambaataa


今回上げた3大HIPHOPアーティストの中で個人的にですが1番大好きなアーティストアフリカ・バンバータ!
理由はいくつかあるのですが、私が小学生の時にハマったYMO(Yellow Magic Orchestra)クラフトワーク(Kraftwerk)をリスペクトし、サンプリングなどをおこなう程、エレクトロニック・ミュージックを取り入れているからです。
彼もアフリカ・バンバータ&ソウル・ソニック・フォースとしてレコードデビューをし、代表曲でもある『プラネット・ロック(Planet Rock)』を大ヒットさせます。
この『プラネット・ロック』はクラフトワークの『ヨーロッパ特急(Trans-Europe Express)』をサンプリングしています。
この時代サンプリングという技法、言葉自体知らなかった私は、頭の中がこんがらがって訳わからないままでしたが、でも楽しい!未来の音だ!という気持ちで聴いていたのは記憶に深く刻まれています。

アフリカ・バンバータは、これも私の記憶が曖昧ですが、元々ギャングやってたんですよねぇ…たしか…。
彼もクール・ハークに影響をうけてDJを始めるのですが、先にも記述したように他の2人と違うのは当時のエレクトロニック・ミュージックを見事までにHIPHOPと融合させ楽曲制作するところにあります。
アフリカ・バンバータの曲は現代でも全然古臭く感じない曲だと思っています。若いB-BOYの方達も是非『プラネット・ロック』は聴いてもらいたい楽曲です。

まとめ

アラフィフのHIPHOP好きオヤジが、HIPHOP創世記の3大アーティスト、クール・ハーク(Kool Herc)、グランドマスター・フラッシュ(Grandmaster Flash)、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)を書いてきましたが、少しはご興味を持っていただけたでしょうか?
クール・ハークは多分レコードリリース(CDリリース)をしていないので、彼がプレーする音楽を体感する事は難しいかもしれませんが、グランドマスター・フラッシュとアフリカ・バンバータは今でもレコード、CD、そして動画で聴いたり、観たりすることができると思いますので、是非ともHIPHOP初期を体感して、HIPHOPをより好きになっていただければ幸いです。
Hiphop is Best Music!!